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出典:映画.com
2019年6月28日(金)、映画『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』が公開されました。
本編上映時間は135分。MCUシリーズ・フェイズ3のラストとなる作品です。
今回は2D・日本語吹替版で鑑賞。
しかしこの映画は4DXで観たほうがいいですねー💦
4DXなら迫力満点なんだろうなーーーというシーンが盛り沢山でした!!
4DXのアクションは前作『アベンジャーズ /エンドゲーム』でお腹いっぱいだったので今回は2Dにしたのですが、
『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』はアクション以上にアトラクション的演出が素晴らしく、4DXならではの臨場感をたっぷり味わえそうな内容になっていました。
まだ観ていない人には4DXでの鑑賞をお勧めします。
それでは、映画『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』の感想・評価を書いていきたいと思います。
※以降、本作や他のマーベル作品のネタバレを含みますので、まだ観ていない人はご注意ください
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
舞台は『アベンジャーズ /エンドゲーム』後の世界。エンドゲームから一転してライトな感じの映画になっていますね。
「親愛なる隣人」がキャッチフレーズのスパイダーマン(ピーター・パーカー)が、師匠の存在や高校生らしい青春の悩みを乗り越え「真のヒーロー」へと成長していく姿が描かれています。
いきなりエンドゲームのネタバレから始まるので、スパイダーマンシリーズしか観ていない人は戸惑うかも。エンドゲームとその前編となる『アベンジャーズ /インフィニティ・ウォー』は先に観ておいたほうが良さそうです。
サノスによる "一度目の指パッチン" で人類の半分が5年間消えていたため、残った人・消えていた人に5年間のギャップがある状態です。その辺の余波についても本作にてさらっと語られています。
あらすじ
5年間の不在を経て日常に戻ったピーター・パーカーは、夏休みに学校の友達とヨーロッパ旅行へ。MJに想いを寄せるピーターは、今回の旅行中にMJに告白する計画を立てていた。
師であるトニー・スターク(アイアンマン)を失った世界で、自身に求められる期待の大きさに戸惑うピーター。
今は学生生活を優先させたいと願うピーターは、元S.H.I.E.L.D.長官 ニック・フューリーからの電話を無視していた。
しかし旅先で訪れたヴェネツィアで事件が発生。運河から水の怪物が現れ街を襲う。そこに登場したのは謎の人物=ミステリオと呼ばれるヒーロー。
さらに旅行先のホテルに着くと、そこにはフューリーが待ち構えており…。
新たな脅威 "エレメンタルズ" に立ち向かうため、スパイダーマンは別の世界からやってきたというミステリオと共闘するのだが…?
感想
原作を知っている人なら「ミステリオ」が出てきた瞬間からその正体がわかっていたと思います。
ですが原作を知らない人にとっては、人間不信になりそうなくらいの豹変っぷりでした…!!
「自分よりアイアンマンを継ぐ者に相応しい」と、トニー・スタークの遺品であるAIサングラス(E.D.I.T.H.)をミステリオに託してしまうところは「やっちゃった感」がありましたね。
人を疑わなすぎたり、逆に「スタークさんの言葉の真意はこういうことでは…!?」と変に裏を読もうとして間違っていたり。ピーターの良いところでもあり、まだまだ頼もしいヒーローとは言い切れない部分ですね。
そういえば『ホームカミング』でもスタークさんの言葉を深読みして失敗してたなぁ。
確かにミステリオのサングラス姿はスタークさんに激似でした!
師を失い、重責に悩んでいる所に、自分の気持ちに寄り添ってくれる第二の師匠のような存在が現れたら…委ねてしまいたい気持ちはわかります。
しかしピーターが去った後のミステリオの豹変ときたら…。
二転三転する展開
全体を通して「何が本当で何が嘘なのか」わからなくなるシーンだらけ。
ミステリオは多元宇宙(マルチバース)から来たヒーローという設定だったので、「エンドゲームで説明のあったアレか!今後のMCUはそういう展開に広がっていくのか!」と期待を膨らませていたのに真っ赤な嘘でした。
ミステリオの正体は元スターク社の社員。映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の冒頭でトニー・スタークがプレゼンした「BARF」システムの開発者でした。
BARFがここに繋がってくるとは!
同じくスタークに不満を持っているミステリオチームの仲間も、実は過去作で登場していた人たち。
それにしてもスタークさんは色んな人に恨まれていますね。
ホログラフとドローンを駆使してヒーローをでっち上げるミステリオチーム。
二転三転する展開に何度も騙されました…!
アトラクション的演出が凄い
立体感・臨場感のあるバトルシーンは、まるでテーマパークの4Dアトラクションのようでした。
これ4DXなら絶対楽しいんだろうなー!
4DX+字幕版でもう一回観てこようかな。伏線がありすぎて一度じゃ理解できない部分もあったし。
料金分の付加価値はあると思います。
続きが気になるオチ
最後はミステリオの策略によりスパイダーマンが悪者とするフェイク動画と正体はピーター・パーカーであることを公開されてしまいました。
しかもそのニュース番組の司会者はJ・ジョナ・ジェイムソン!そして演じているのはJ・K・シモンズ!
これは初期のスパイダーマンシリーズ好きには堪りませんね。
続きがめちゃくちゃ気になるラストでしたが、原作に寄せた展開となっていくのでしょうか。
あの人も偽物!?
最後の最後にはニック・フューリーとマリア・ヒルまで偽物(スクラル人の変装)だったと判明し、度肝を抜かれました。
今回登場したニック・フューリーの正体はタロスでした。映画『キャプテン・マーベル』で出会った、優れた変身能力をもつスクラル人のリーダーです。
いとも簡単にベック(ミステリオ)を受け入れるところは「ニック・フューリーにしては軽率すぎないか」と少し違和感を覚えたけど、まさか偽物だとは考えもしませんでした。
あと日本語吹替の竹中直人さんの声のトーンがいつもと違うところも気になったんだけど、これは関係ないでしょうか?
後にしてみると偽物との差を表現していたのかなーと思ったのですが。
本来の声色はどうだったんだろ?過去作含めて字幕でチェックしてみるかな。
もしかして過去のMCUシリーズでも、実はタロスの変装だった時期があったりして。
もう何も信じられない🤣
総合評価
映画『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』
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